どーもなおやん(@naoyanium)です。
今週から2週に1回くらいのペースで、精神科看護師として働く中での所感、疑問、学んだことなどアウトプットしていきたいと思います。
突然の思いつきなので、いつまで続くかわかりませんが(笑)
4月1日〜10日
入職。職場の人含め、色んな人から「おめでとう」と言われた。
この歳(35歳)になっておめでとうと言われるのは、だいたい結婚した時とか、何かの賞を取った時くらいだと思う。
「人から『おめでとう』と言われる体験」を大事にしたい。
研修では、人権意識を高めること(みだりに拘束しない、高齢者・障害者虐待防止法など)に加え、やむを得ず拘束する場合の3要件(非代替性、一時性、切迫性)など、諸々を学んだ。
研修の中で体幹と四肢抑制を「される」側の体験をしてみたが、「これは研修だ」とわかっていても、何にも耐え難い屈辱のようなものを感じた。
すぐにこの拘束を力で振りほどきたいというか、とにかく嫌な気持ち。
精神的に興奮状態でない時でさえ嫌な思いをするのだから、無理に拘束される場合はなおさら嫌な思いをするのではないか。
本当に拘束が必要なのか慎重に判断すべきと感じたとともに、以前、簡単に拘束を提案していた看護師を思い出し、あれは最悪の対応だったのだと理解した。
CVPPPの話は強く興味を持った。精神科だけでなく、他科含め全病院に導入すればいいのに。
病棟に初めて顔出しの挨拶に行くと、先輩の皆さんが快く迎えてくださった。
すると、自分が「看護をやりたい」という熱い思いを胸に、看護助手として初めて病棟に立った日のことを思い出した。
あの頃は看護助手として検体を運んだり、患者さんを検査にお連れしたりしていたが、今度はそれらを含むすべての行為が「有資格者」として為さねばならないと考えると、看護師という職種の責任感を覚えずにはいられなかった。
4月11日〜4月17日
前週は家に帰ってから一日の行動を振り返って、こんな業務の流れなんだとか、何を観察すると良いのかなどを書き出していた。
が、初週からぶっ飛ばしすぎて少し疲れてしまい、プリセプターからの助言もあって、この週は頑張りすぎることを積極的に避けた。
根詰めてバーンアウトすることだけは避けたい。
しかし、前週に少し頑張ったおかげで何時に何をするのか、どんな準備が必要なのかが少しずつわかってきた。
ベッドサイドに行ってバイタルを測る経験を少しずつ積むことができた。
が、学生のお遊びみたいにやっていたシミュレーションとは異なり、教科書や国試対策の体験や知識だけでは対応できないことも多かった。
例えば、手首で測る血圧計は、やせ細った患者さんではエラーが出る場合がある。
体温を測るのだって、上肢に筋拘縮があって可動できず、腋窩に挟むことが困難な場合、正確に測ることができない。
1回目で40℃の熱があって、すぐ測り直したら39℃だったら?
教科書や参考書は飽くまで標準的・理想的な手順を示しているだけであって、臨床では患者さんの個別の状態にあわせて柔軟に対応することを学んだ。
当院の精神CNSさんにも話を聞くことができた。
佇まいや話し方から、その内容に至るまで全てが研ぎ澄まされていた感じがして、安直な表現だが「オーラ」を感じた。
「看護を目指したときから、精神CNSになりたいという目標を持っていた」という話をしたが、最終的に目の前の業務をしっかりこなそうという結論に落ち着いた。
その結論に完全に同意だ。自分としても、目の前の業務を確実にこなすことが、今最も重要なことだと思う。
当初は精神CNSを目標としたが、実際に業務を行う中で、自身の興味関心が変わっていくのは当然のことだ。万物は流転する。
5年後もCNSを目指しているのだろうか。1年後すら、自分が何をしたいのか、看護職としてどう在りたいのか全く予想がつかない。
自分がどう変化していくのか、進歩なのか、はたまた衰退なのか。
一つ一つの体験を刻みつけながら、看護に向き合っていきたいと感じた。
次2週の目標
- 出勤日は、休みなく、また疲れを少なくして確実に出勤する。
- 頑張りすぎることを積極的に避ける。
- 休みの日はしっかり休む。好きなことをして過ごす。
- 余裕あれば少しずつ勉強する。
以上。